ブラウザゲームへ回帰する動きをみせるドリコム<3793>の狙いとは?

本日の日経CNBC・昼エクスプレスの『注目企業のトップに聞く』に、ドリコム<3793>の内藤裕紀社長が出演されていましたが、そこで非常に興味深い話をされていました。

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IPを積極的に活用するドリコム<3793>

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市場 東証マザーズ
区分 信用銘柄
業種 情報通信
連結事業 コンテンツサービス89(6)、広告メディアサービス11(-56)(2016.3)
本社所在地 〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1 目黒雅叙園アルコタワー
上場年月日 2006年2月9日
予想PER -
実績PBR (連)18.74倍
ROE -32.6%

創業時のブログシステムや携帯電話コンテンツの開発から、2009年以降一気にソーシャルゲームにかじを切ったドリコム<3793>

2年前からオリジナルのゲームタイトルの開発を全てストップし、IP(intellectual property(インテレクチュアルプロパティ)=知的財産)を積極的に活用する戦略を推し進めており、2016年11月にリリースした競走馬育成ゲーム『ダービースタリオンマスターズ』が好調

加えて、プレイステーションの代表的なゲームタイトルである『みんなのGOLF』をスマホゲームとして開発、事前登録を開始しました。

こうしてIPを積極的に活用してヒットゲームをリリースしていこうとしているドリコム<3793>ですが、バンダイナムコナムコエンターテインメントと共同出資により設立した新会社・株式会社BXD(ビーエックスディー)で、HTML5を中核技術として採用したブラウザゲームのプラットフォームを2018年の春に立ち上げると、5月25日に発表しています。

以前のブラウザゲームですと、モバゲーやGREEのような、いわゆる"ポチポチ型"の簡易ゲームを連想する方も多いかと思いますが、今回開発中のプラットフォームではネイティブアプリに近い操作性や表現が可能ということ。

リリース時にはドラゴンボールアイドルマスターファミスタなど知名度の高いタイトルを投入していく予定だそうです。

番組中で内藤社長は、「既存ゲームアプリが複雑化してきている。加えて、VR等が話題となっているが、スマホのゲーム市場をVRが食うことはないだろう。それよりも、どこでも簡単にスキマ時間で遊べるブラウザゲームマーケットが大きくなっていくのではないか?」と仰っていました。

確かに、昨今のゲームアプリは手軽にスキマ時間でというよりも、じっくりと時間をかけてというアプリが多い気がしますので、こうした見通しはあながち間違いではない気がします。

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ドリコム<3793>の株価分析

ドリコム<3793>の日足チャート


ドリコム<3793>の日足チャート(1年分)を見てみると、2016年6月24日のザラ場中安値337.5円から、足元では2,095円(2017年6月5日 14:24分現在)まで急回復してきています。

トレンドラインを引いてみると、下値の水準は順調に切り上げてきています。18年3月期は6〜7本のタイトルを続々とリリースする予定で、収益に貢献していくと考えられます。

加えて、上記で取り上げた、ブラウザゲームプラットフォームがローンチされてくれば、新たな顧客層の獲得にも繋がるため、大化けしていくる可能性があるのではないでしょうか。

この2,000円台前半を小じっかりとこなしていければ、株価は次の節目である4,000円台まで上昇していく可能性もあるため注目している、個人的にも押し目を待っている銘柄の一つとなります。

この流れは変わらない。2017年以降の相場も、テーマ株が物色されるのが繰り返される?

2016年相場を思い返してみると、人工知能(AI)関連銘柄ビットコイン関連銘柄5G関連銘柄自動運転関連銘柄Apple関連銘柄インバウンド関連銘柄ドローン関連銘柄AR/VR関連銘柄リニア関連銘柄越境EC関連銘柄フィンテック関連銘柄ポケモンGO関連銘柄など、非常に数多くのテーマが物色され盛り上がりをみせた1年でした。

こうしたテーマ株は、”一瞬の吹き上げ”で終わるケースと、”その後も中期的に上昇を継続"していくケースに別れますが、中期的に上昇を継続してくるような息の長いテーマとなる場合、ファンダメンタルズ分析よりも、むしろテクニカルな理論によって機械的に売買判断を行っていった方が”勝てる”可能性は非常に強いものとなります。

考えてみれば当たり前で、いくら市場でのテーマ性を示されても、ファンダメンタルズ分析オンリーで投資を考える個人投資家の場合には、PERが100倍、200倍といった銘柄は、絶対に手が出せません

しかし、株価はまだまだ上昇を続けている。となると、判断基準をテクニカルな方面へシフトする事も視野に入れていものです。

ファンダメンタルズ分析的にはエントリー対象にもならないような銘柄でも、極端に言ってしまえば”企業自体を見ないテクニカル分析”では、機械的にエントリーと利食いを繰り返すこともできるのです。

ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析にはそれぞれ一長一短ありますので、どちらが優れているのか?という議論は不毛ですが、少なくとも、市場で物色され始めたテーマ株では、テクニカル分析の方が”波に乗れる可能性は高い"のではないでしょうか?

2017年以降もテーマ株の物色が繰り返される相場の流れは、変わらないと思います。

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橋本明男


  • 昭和53年 投資顧問の先駆けとも言える共栄リサーチに入社し、チャート分析を専門とするチャーチストとして腕を磨く
  • 昭和59年 共栄リサーチから独立し、フューチャー出版を設立。以来、投資顧問として顧客に利益をもたらさなければ報酬は一切貰わないという料金体系、いわゆる成功報酬型のスタイルを貫き通し、30年に渡って投資顧問業界に携わる。

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