中国人富裕層に医療ツーリズムが人気の理由とは?

医者


先日、「新たなインバウンド需要を開拓!再生医療関連銘柄を深掘り特集」というタイトルで、再生医療関連銘柄の考察記事を書きました。

本日は、この医療ツーリズムに関してもうすこし踏み込んで解説していこうと思います。

この記事の目次

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中国の医療機関の現状

医療ツーリズムで来日した中国人が日本の医療機関でのサービスに対して、非常に感動を受けると取り上げられる事があります。

中国では、病院での診察、治療が満足に受けられません 。理由として、賄賂の横行(逆に賄賂を送れば優先的に診療可能)や診察を受けるための権利にダフ屋が存在するなど、日本では考えられない医療機関の腐敗と惨状が挙げられます。

私達(日本人)は、待ち時間の長さや様々な科間のたらい回しなど、日本の医療機関への不満を持っている方も多いかと思いますが、中国人が置かれている状況を考えると非常に恵まれていると言えますね。

なぜ医療ツーリズムが中国人に人気なのか?

中国人に医療ツーリズムが人気となっている理由は、ずばり中国国内で受けることの出来ない治療を受けることができる、という事。

中国国内で流通している医薬品や医療機器自体が非常に少なく、ガンや心臓疾患などのより高度な医療機器・医薬品を必要とする治療が、中々受けられない状況にあります。

加えて、実際の医療技術(医師のスキル)に関しても、現時点では世界と大きな開きがあると言われています。

こうした状況の中、中国人富裕層が医療という面で国外に活路を見出そうとしており、それが医療ツーリズムの盛り上がりの一翼を担っています。

特に人気が高いのが、健康診断や人間ドック

医療ツーリズムを利用、検討している中国人の中でも特に人気が高いのが、健康診断や人間ドック

昨今、ガン患者が急造する中国では、早期発見と早期治療を目的として医療ツーリズムを利用する中国人富裕層が急増しています。

がん発症、中国が突出 肺がんは世界の36% 12年WHO調査 肝臓・食道は5割

世界保健機関(WHO)がまとめた最新の「世界がん報告」によると、全体の死者数が最多の肺がんでは、2012年の新規患者の36%が中国人。肝臓がん、食道がんでは5割だった。世界人口に占める中国の比率(19%)を大きく上回る。

出展:日本経済新聞

日本は、高度な医療環境と専門的な医療技術に加え、欧米と比較した際の地の利があります。今後はこうしたメリットを活かし、セカンドオピニオン定期検診からの治療、そして前回記事でも詳しく解説した再生医療など、医療ツーリズムの拡大が見込まれること間違いなしでしょう。

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