堅調な建設関連銘柄の中で出遅れ感が強い太平洋セメント<5233>

昨日は、スマホゲーム関連銘柄への物色資金流入にスポットを当てた記事を公開しましたが、じっくりと相場を俯瞰していくと狙い目のテーマ株はまだまだ存在します。

例えば、建設関連銘柄。補正予算執行に伴う公共事業の拡大と、東京五輪開催に向けた各種インフラ面の工事が徐々にスタートしてきています。また、オフィスビルの建設も見込まれており、建設関連関連銘柄への業績寄与期待が高まってきています。

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大手ゼネコン株は軒並み高値圏へと上昇

大成建設<1801>大林組<1802>清水建設<1803>鹿島建設<1812>の月足チャートを見てみると、軒並み2012年末のアベノミクス相場開始以降、順調な右肩上がりを続けていることが見て取れます。

大成建設<1801>

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大林組<1802>

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清水建設<1803>

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鹿島建設<1812>

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2012年10月の始値ベースで考えてみると、2017年6月には、

  • 大成建設<1801>:株価約3.8倍
  • 大林組<1802>:株価約4.8倍
  • 清水建設<1803>:株価約4.7倍
  • 鹿島建設<1812>:株価約4.6倍

と、右肩上がりのきれいなチャートを描いています。

建設関連銘柄の好調さは、建設資材を取り扱う銘柄にも波及してくると考えられます。建設資材関連銘柄でピンと来るのがセメント(コンクリート)。セメントですと、住友大阪セメント<5232>太平洋セメント<5233>宇部興産<4208>辺りが上げられますが、出遅れ色が強い建設資材関連銘柄と考えると太平洋セメント<5233>に絞られますかね。

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太平洋セメント<5233>の基本情報

太平洋セメント<5233>


チャート画像
市場 東証一部
取引区分 貸借
業種 ガラス・土石製品
本社所在地 〒135-8578 東京都港区台場2-3-5 台場ガーデンシティビル
上場年月日 1949年5月
予想PER (連)13.27倍
実績PBR (連)1.28倍
ROE 14.0%

セメントの国内販売シェアトップを誇る太平洋セメント<5233>ですが、東京五輪需要の影響で国内のセメント販売は堅調。加えて、北米やアジア圏の需要も大きく海外事業が収益に貢献してきています。

燃料費や電力単価、運搬費の上昇もこなし、連続営業増益の見込みの模様です。

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太平洋セメント<5233>のチャート分析

太平洋セメント<5233>の日足チャート


太平洋セメント<5233>の日足チャートを見てみると、

  • 2016年6月24日の安値223円
  • 2017年5月25日の安値343円

を結んだラインに沿って、長期的な右肩上がりのチャートを形成。

上値は、

  • 2017年2月14日の高値427円
  • 2017年3月2日の高値423円

を結んだラインが短期的なレジスタンスラインとして上値を抑えている格好です。

株価はレジスタンスラインとサポートラインの間で持ち合い状態色を強めており、このまま煮詰まった状態からの上っ放れが理想の展開でしょう。

五輪特需は原料価格の上昇と建設現場の人手不足による工事の遅れにより、17年3月期決算はさほどインパクトが残せませんでしたが、収益が先延ばしになっただけと捉えることも出来ます。

今後、サポートライン付近まで落ちてきた後の反発が確認出来たタイミングでのお試しエントリーも、一考かもしれませんね。

この流れは変わらない。2017年以降の相場も、テーマ株が物色されるのが繰り返される?

2016年相場を思い返してみると、人工知能(AI)関連銘柄ビットコイン関連銘柄5G関連銘柄自動運転関連銘柄Apple関連銘柄インバウンド関連銘柄ドローン関連銘柄AR/VR関連銘柄リニア関連銘柄越境EC関連銘柄フィンテック関連銘柄ポケモンGO関連銘柄など、非常に数多くのテーマが物色され盛り上がりをみせた1年でした。

こうしたテーマ株は、”一瞬の吹き上げ”で終わるケースと、”その後も中期的に上昇を継続"していくケースに別れますが、中期的に上昇を継続してくるような息の長いテーマとなる場合、ファンダメンタルズ分析よりも、むしろテクニカルな理論によって機械的に売買判断を行っていった方が”勝てる”可能性は非常に強いものとなります。

考えてみれば当たり前で、いくら市場でのテーマ性を示されても、ファンダメンタルズ分析オンリーで投資を考える個人投資家の場合には、PERが100倍、200倍といった銘柄は、絶対に手が出せません

しかし、株価はまだまだ上昇を続けている。となると、判断基準をテクニカルな方面へシフトする事も視野に入れていものです。

ファンダメンタルズ分析的にはエントリー対象にもならないような銘柄でも、極端に言ってしまえば”企業自体を見ないテクニカル分析”では、機械的にエントリーと利食いを繰り返すこともできるのです。

ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析にはそれぞれ一長一短ありますので、どちらが優れているのか?という議論は不毛ですが、少なくとも、市場で物色され始めたテーマ株では、テクニカル分析の方が”波に乗れる可能性は高い"のではないでしょうか?

2017年以降もテーマ株の物色が繰り返される相場の流れは、変わらないと思います。

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