ランサムウェアの被害が全世界で拡大。IoTや自動運転技術の普及に合わせ、ますます需要が高まってくる情報セキュリティー関連銘柄を深掘り特集

12日の金曜日からこの週末にかけ、約150カ国、約1万の会社・組織や20万人以上のユーザーがランサムウェア・WannaCryに感染し、被害が拡大しているという報道が様々なメディアで報道されています。

本日はこうしたコンピューターウィルスやスパイウェアに関係する、セキュリティ関連銘柄をピックアップして深掘り解説していこうと思います。

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ランサムウェア・WannaCryとは?

情報セキュリティー


ランサムウェアとは、ウィルス感染させたコンピューターを強制的にロックさせて使用を制限したり、コンピューター内のファイルデータをすべて暗号化したり、ファイルデータの使用を不可能とさせるなどするウィルスの事を指します。

ランサムウェアは『Ransom(身代金)』と『Software(ソフトウェア)』を組み合わせた造語で、ランサムウェアに感染したコンピューターのロックやファイルデータの暗号化を解除する為には、手数料と称した身代金が要求されるケースが一般的であり、身代金要求型不正プログラムなどとも呼ばれています。

こうしたランサムウェアの一種であるWannaCry。WannaCryはトロイの木馬型のランサムウェアとなっており、米国時間2017年4月14日に『Shadow Brokers』と呼ばれるハッカー集団が公開したことをきっかけに、今この瞬間にも全世界で続々と感染が広がっています

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ランサムウェア・WannaCryに感染するとどうなる?

セキュリティ対策


ランサムウェア・WannaCryに感染すると、そのコンピューター内のファイルデータが全て暗号化されてしまい、通常の使用が不可能となってしまいます。この暗号化を解除する為に、仮想通貨であるビットコインで300ドルの支払いが要求されると言うことです。

業務で使用しているPC等が感染すると、仕事で使っているデータファイルが一切使用できなくなるため、非常に困りますね。こうした状態を一刻も早く解消するために、身代金を払ってでも暗号化を解除したいと考える人が一定数居るため、こうした身代金型のコンピューターウィルスの新種が続々と出現している状況です。

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コンピューターウィルスに感染するとどうなるの?

コンピューターウィルスに感染


もちろん、コンピューターウィルスはWannaCryだけではありません。仮に自分のパソコンがコンピューターウィルスに感染してしまうとどうなるのか?一般的なケースを下記にピックアップしてみます。

コンピューターの挙動が不審になる

突然動作が重たくなって固まったり、自動的にシャットダウンしてしまったり、とにかくパソコンを正常に使用できなくなる現象が起こります。

コンピューター内に保存されているパスワードなどのデータが流出

コンピューターウィルスに感染したことにより、コンピューター内に保存されているログインIDやパスワードなどのデータが、勝手に外部に送信されてしまうことがあります。

もちろん、テキストデータなどで保管していない場合にも、メールやブラウザ内に保存されているパスワードデータが流出することもあるので注意が必要です。

クレジットカード、キャッシュカード情報などの流出

もちろん、こうしたログイン情報だけではなく、コンピューター内に保管されているクレジットカードやキャッシュカードなどの情報も流出の対象となります。

サイバー攻撃の際の踏み台として利用されてしまう恐れ

感染したコンピューターウィルスの種類によっては、コンピューター自体が乗っ取られてウィルスの作成者に操作されてしまったり、同様のコンピューターウィルスの感染を拡大させるために、メールソフトのアドレス帳に保存されている連絡先に対し、メールを勝手に送信されたりしてしまいます。

場合によっては『コンピューターウィルスに感染していることを利用者に察知させず、サイバー攻撃の際の踏み台として利用』されるようなケースも考えられます。

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世界サイバー戦争の幕開け

サイバー戦争


北朝鮮では重要な外貨獲得の手段としてサイバー攻撃が利用されている!?

5月11日には、北朝鮮が世界の30ヶ国以上の銀行をターゲットにコンピューターウィルスを利用したサイバー攻撃をしかけ、多額の現金を不正に取得したという報道がありました。

 【ワシントン=永沢毅、北京=永井央紀】北朝鮮が世界各地の銀行に組織的なサイバー攻撃をしかけ、多額の現金を奪った疑いが浮上している。事実だとすれば、核・ミサイル開発の新たな資金源となりうる。米国の呼びかけで各国は北朝鮮の資金源を断つための制裁強化に乗り出しているが、サイバー攻撃による資金獲得が続けば制裁効果が薄れる懸念が強まりそうだ。

 情報セキュリティソフト大手、米シマンテックの幹部が10日、米上院の国土安全保障・政府問題委員会で証言し、「北朝鮮に拠点を持つグループがバングラデシュ中央銀行から8100万ドル(約92億円)を奪った」との認識を示した。

引用:日経新聞電子版 2017/5/11 19:59

社会インフラの壊滅の可能性

銀行などの金融機関のみならず、水道や電気、ガスや交通機関と言った社会インフラや、国や行政などの機関に対しても、サイバー攻撃の脅威は年々高まりつつあります。

実際にこうした社会インフラや行政などのシステムへのサイバー攻撃は年々増加しており、アメリカでは2003年にオハイオ州のDavis Besse原子力発電所の監視制御システムがダウンするという事件が起こりました。

仮に、サイバー攻撃により世界中の原子力発電所の制御システムがダウンしてしまったら...。

考えただけで背筋が凍りそうな非常に危険な状態ですが、こうした状況が、起こり得る可能性は現時点でも高いという状況を、我々は再認識しておく必要があるかもしれませんね。

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今後もコンピューターセキュリティの重要度は増して行く

コンピューターセキュリティ


様々な家電や物がインターネットに接続して、今以上に便利な生活が実現するであろうIoT(インターネットオブシングス)。インターネットに接続しているという段階で、サイバー攻撃の対象となりえるため、今後はこうしたIoT関連製品を狙い撃ったコンピューターウィルスの増加が容易に想像できます。

また、ドローン自動運転金融とテクノロジーの融合という意味で使われるフィンテックなど、インターネットベースで情報のやり取りを行う新たなテクノロジー領域でも、常にサイバー攻撃の危険性と隣合わせなのだという認識が必要かもしれません。

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情報セキュリティに関する脅威の高まり

情報セキュリティ


IT専門調査会社IDC Japan株式会社によると、2016年の国内情報セキュリティ製品市場規模は、前年比4.0%増の2,807億円と推定されています。セキュリティソフトウェアの市場規模は、国内情報セキュリティ製品市場規模のほとんどを占める、前年比4.2%増の2,339億円。

一説には、2020年には国内の情報セキュリティ市場は、8,000億円規模まで拡大するという予測が立てられています。もちろん、超小型コンピューターといっても過言ではないスマートフォンが全世界で爆発的に普及してきていることや、IoT製品の普及速度によっては、市場規模の拡大ペースは早まるでしょう。

だからこそ、情報セキュリティ企業の商機は確実に増加してくるといえ、情報セキュリティ関連企業への業績にも大きく影響してくると考えています。

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情報セキュリティ関連銘柄

トレンドマイクロ<4704>

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コンピューターウィルス対策ソフト、『ウィルスバスター』が主力商品のトレンドマイクロ<4704>。国内では堂々の首位、世界的にも3位の情報セキュリティ関連銘柄となります。

全世界に研究開発拠点を持つ多国籍企業という側面を持つトレンドマイクロ<4704>ですが、今後はスパイウェア対策製品やスパムメール対策企業なども買収し、スマホ向けを強化していく事に加え、標的型サイバー攻撃対策分野も育成中。法人を中心に開拓していく計画のようです。

ラック<3857>

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日本最大規模のネットワークセキュリティ監視センターを保有し、大学や公官庁との産学連携も積極的に推進しているのがラック<3857>です。

情報漏えいに対するサポートを行う緊急対応サービス『サイバー119』や、『JSOCマネージド・セキュリティ・サービス』の運用を行うなど、情報セキュリティー関連銘柄の中でも主要な企業と言えます。

DIT<3916>

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金融や通信サービスなどに顧客を多く持つDIT<3916>。ハッキングなどに寄るウェブサイト改ざんが起こった際に、自動的に修復する自社開発のセキュリティーシステム『WebARGUS』を中心に、金融機関や公官庁に顧客基盤を広げています。

今後も新規顧客の開拓に力を入れていく計画で、IoT対応のセキュリティソフトウェアの開発も急ピッチで進めている模様です。

アズジェント<4288>

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セキュリティソフトウェアの輸入販売から構築や運用保守まで一貫して展開するのがアズジェント<4288>です。

元々はセキュリティ製品の販売を中心とするITベンチャー企業でしたが、システムの監視などのセキュリティサービスの提供に軸足を移しており、自治体向けのセキュリティ関連ビジネスが堅調に推移しています。

その他の情報セキュリティ関連銘柄

  • フロンテオ<2158>
  • デジアーツ<2326>
  • NSSOL<2327>
  • コア<2359>
  • バルクHD<2467>
  • イメージワン<2667>
  • KTK<3035>
  • ソリトン<3040>
  • セキュアヴェ<3042>
  • マクニカ富士<3132>
  • TOKAI<3167>
  • テリロジー<3356>
  • ソフトクリエ<3371>
  • No.1<3562>
  • アセンテック<3565>
  • ポールHD<3657>
  • HUG<3676>
  • エンカレッジ<3682>
  • FFRI<3692>
  • オプティム<3694>
  • SHIFT<3697>
  • サイオス<3744>
  • テクマト<3762>
  • AMI<3773>
  • IIJ<3774>
  • ディディエス<3782>
  • GMOクラウ<3788>
  • キーウェア<3799>
  • アクロディア<3823>
  • ネクスジェン<3842>
  • NTL<3849>
  • JIGSAW<3914>
  • パイプドHD<3919>
  • アイビーシー<3920>
  • アークン<3927>
  • チェンジ<3962>
  • エルテス<3967>
  • セグエG<3968>
  • ソルクシーズ<4284>
  • JIEC<4291>
  • 野村総研<4307>
  • ソースネクス<4344>
  • インフォコム<4348>
  • フォーカス<4662>
  • インフォメD<4709>
  • ソフバンテク<4726>
  • 日本ラッド<4736>
  • 伊藤忠テクノ<4739>
  • ITFOR<4743>
  • 大塚商会<4768>
  • エルミック<4770>
  • インテリW<4847>
  • イーガーディ<6050>
  • シグマクシス<6088>
  • セラク<6199>
  • グローリー<6457>
  • 日立<6501>
  • 東芝<6502>
  • 東芝テック<6588>
  • サクサ<6675>
  • NEC<6701>
  • 富士通<6702>
  • OKI<6703>
  • パナソニック<6752>
  • アルプス<6770>
  • アクモス<6888>
  • ソフィア<6942>
  • 扶桑電通<7505>
  • ネットワン<7518>
  • 大興電子<8023>
  • ユニシス<8056>
  • キヤノンMJ<8060>
  • 菱洋エレク<8068>
  • 三谷産業<8285>
  • GMO<9449>
  • NTTデータ<9613>
  • シーイーシー<9692>
  • SCSK<9719>
  • セコム<9735>
  • 富士ソフト<9749>
  • ジャパンシステム<9758>
  • NSD<9759>

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小野山功氏


  • 旧山一証券、東京スター銀行にて40年以上のキャリアを保有。
  • 株式会社SQIジャパンにて金融コンサルタントとして着任。
  • ヤフーが運営するYahoo!ファイナンス教えて投資の達人では小野山氏の推奨する銘柄が人気化し、一時は氏の銘柄に群がる”イナゴ"が大量発生した過去も。
木村健氏


  • 一成証券(現 三菱UFJ証券)、高木証券にて株式・債券・投信・先物等の業務に携わる。
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銘柄:「半導体」関連の【6131】浜井産業

  • 推奨日の終値:17年11月06日/140円
  • 高値日と高値:17年11月27日/260円
  • 掲載日と終値:17年12月01日/178円
【6131】浜井産業のチャート


銘柄:「仮想通貨」関連の【3469】デュアルタップ<3810>

  • 推奨日の終値:17年10月23日/1998円
  • 高値日と高値:17年12月01日/2490円
  • 掲載日と終値:17年12月01日/2444円
【3469】デュアルタップのチャート


銘柄:「働き方改革」関連の【6541】グレイステクノロジー

  • 推奨日の終値:17年10月10日/5590円
  • 高値日と高値:17年12月01日/10760円
  • 掲載日と終値:17年12月01日/10760円
【6541】グレイステクノロジーのチャート


また、直近の銘柄ですと、

【2307】クロスキャット
提供日時 10月11日 
推移 70.6%UP!
【2484】夢の街創造委員会
提供日時 10月19日 
推移 61.5%UP!
【3769】GMOペイメントゲートウェイ
提供日時 11月16日
推移 9.6%DOWN!

となっている模様です。

※掲載中の提供銘柄事例は掲載範囲の関係上、提供銘柄の中から好成績のものを抜粋。提供銘柄で必ずこのような結果が得られるわけではありません。

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