思惑の表面化で『祭り化』する可能性が非常に高いと考えている"あの企業"

九州北部を襲った記録的な大雨。本日時点で死者25名、行方不明者も多く、被災地では捜索が続いています。孤立状態にあった大分県日田市でも、報道によると12日にも孤立状態が解消されるとのこと。この度の災害で被災されました皆様に、心からお見舞い申し上げます。

今回の大雨に関しテレビに映し出される土砂災害の映像を見ていると、東日本大震災の津波の映像がふと脳裏をよぎりました。

その東日本大震災から本日で6年4ヶ月。6年以上が経過しても、被災地では復興にめどが立たない地域があります。その中心部とも言えるのが、東京電力HD<9501>が保有する原子力発電所、福島第一原子力発電所です。

1〜3号機ではメルトダウンにより溶け出した燃料デブリの回収工法のめどが立っておらず、復興という2文字からは程遠い状態。福島第一原子力発電所の廃炉費用は約8兆円と試算されておりますが、そもそも燃料デブリが回収できなければ、廃炉作業の進展はありません。

その燃料デブリの回収工法に関しては三菱重工業<7011>の『気中・横アクセス工法』を始め、複数の企業が工法の提案をしていますが、8月1日付で東証2部に指定替えが予定されている東芝<6502>にも注目を注いでいきたいと思います。

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東芝<6502>の基本情報



チャート画像
市場 東証1部
取引区分 貸借
業種 電機
本社所在地 〒105-8001 東京都港区芝浦1-1-1
上場年月日 1949年5月
予想PER -
実績PBR -
ROE -65.1%

発電や家電の総合電機企業。2006年に米WH(ウェスチングハウス)を買収したことにより、原子力発電の世界大手の地位を手にしました。しかしながら、粉飾決算の発覚による巨額赤字計上で、債務超過状態へ。

大規模なリストラや、メモリ事業を始めとした事業売却により何とか債務超過状態を解消しようと試みていますが、今年度末の決算でも債務超過状態が解消されない場合には、東証の規定により上場廃止となってしまいます。

瀕死の状態にあると言って良い東芝<6502>ですが、経済産業省の中には燃料デブリ取り出しに関して東芝<6502>に…という声も出ているとされており、今後、東芝<6502>は様々な思惑をはらみながら下半期に突入していくと思われます。

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東芝<6502>チャート分析

東芝<6502>の日足チャート


東芝<6502>の日足チャート(1年)を見ていくと、

  • 2016年12月15日の高値475.2円
  • 2017年6月20日の高値328.0円

を結んだラインが上値抵抗線を形成。

  • 2017年3月16日の安値181.6円
  • 2017年4月14日の安値193円

を結んだラインが下値支持線を形成中で、現時点では下値を切り上げる動きとなっています。

東芝<6502>は上場廃止の可能性があるので、個人的には投資対象としての条件からは外れます。しかしながら、下半期にかけて様々な思惑なども表面化してきて『祭り化』する可能性も非常に高く、割り切った投機としての妙味は大きくなってくるかもしれません。

2017年7月18日 追記

早速、本日東芝の株価が急騰してきています。急騰の理由は、著名投資家のデービット・アイカーン氏率いる米国のヘッジファンド、グリーンライト・キャピタルが株式の買い増しを発表。東芝<6502>の事業売却をめぐる不確実性が解消されれば、株価は上がると指摘しています。

今後も継続して監視していきましょう。

この流れは変わらない。2017年以降の相場も、テーマ株が物色されるのが繰り返される?

2016年相場を思い返してみると、人工知能(AI)関連銘柄ビットコイン関連銘柄5G関連銘柄自動運転関連銘柄Apple関連銘柄インバウンド関連銘柄ドローン関連銘柄AR/VR関連銘柄リニア関連銘柄越境EC関連銘柄フィンテック関連銘柄ポケモンGO関連銘柄など、非常に数多くのテーマが物色され盛り上がりをみせた1年でした。

こうしたテーマ株は、”一瞬の吹き上げ”で終わるケースと、”その後も中期的に上昇を継続"していくケースに別れますが、中期的に上昇を継続してくるような息の長いテーマとなる場合、ファンダメンタルズ分析よりも、むしろテクニカルな理論によって機械的に売買判断を行っていった方が”勝てる”可能性は非常に強いものとなります。

考えてみれば当たり前で、いくら市場でのテーマ性を示されても、ファンダメンタルズ分析オンリーで投資を考える個人投資家の場合には、PERが100倍、200倍といった銘柄は、絶対に手が出せません

しかし、株価はまだまだ上昇を続けている。となると、判断基準をテクニカルな方面へシフトする事も視野に入れていものです。

ファンダメンタルズ分析的にはエントリー対象にもならないような銘柄でも、極端に言ってしまえば”企業自体を見ないテクニカル分析”では、機械的にエントリーと利食いを繰り返すこともできるのです。

ファンダメンタルズ分析、テクニカル分析にはそれぞれ一長一短ありますので、どちらが優れているのか?という議論は不毛ですが、少なくとも、市場で物色され始めたテーマ株では、テクニカル分析の方が”波に乗れる可能性は高い"のではないでしょうか?

2017年以降もテーマ株の物色が繰り返される相場の流れは、変わらないと思います。

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  • 昭和59年 共栄リサーチから独立し、フューチャー出版を設立。以来、投資顧問として顧客に利益をもたらさなければ報酬は一切貰わないという料金体系、いわゆる成功報酬型のスタイルを貫き通し、30年に渡って投資顧問業界に携わる。

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